消化器疾患

食堂、胃、十二指腸、小腸、結腸(大腸)をはじめとして肝臓、胆のう、すい臓を含む疾患のことです。 腸閉塞 腸閉塞の原因は種々のものがありますが、異物によるものが多くあります。 ビニール紐、ビニール包装、植木鉢の砂、小石。食べて胃に溜まっているものは原則吐かせます。 不幸にも胃と腸で詰まった場合は手術が必要になります。 飲み込んでしまった軟式ボール、シュシュ、竹串 植木鉢の砂、腐葉土を胃底、十二指腸から除去している様子 会陰ヘルニア 去勢していない中高齢の雄犬に多く見かけます。...

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喉から気管、肺の疾患

発熱、咳嗽(咳)、開口呼吸、チアノーゼ、食欲不振、脱水、衰弱等様々な症状を呈します。 小型犬種に多い気管虚脱、パグ・ブルドッグの様な短頭種に頻繁にみられる軟口蓋過長症がよく診る症例です。 猫の膿胸 胸腔内に膿汁が貯留した状態を指す、症候的な病名です。 胸腔内の貯留量が増加すると呼吸困難になります。 貯留した液体によって血液なら血胸、水に近いものなら水胸、乳汁様液体なら乳び胸と呼び方が変わり、治療法も多少異なります。...

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口腔疾患

食欲不振、元気がない、口臭がする、歯がぐらぐらする。痩せてくる、よだれが出てくることも多くあります。 歯周病 歯肉と歯周靭帯と歯槽骨からなる歯周組織の病気です。 解りやすく言えば、歯を支える構造組織の病気です。 歯の表面に付着している歯垢、歯石を放置しておくと歯肉炎を起こし、さらに症状がすすむと口臭が強く歯肉が腫れて出血し、膿汁が出て歯がぐらぐらしてきます。痛みを和らげる為に歯石を除去しながらぐらついた歯を抜歯しました。 根尖性歯周炎...

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目の疾患

眼瞼、結膜、瞬膜、眼球に異常があります。 目やに、結膜の充血、涙眼、角膜のにごりが多くの目の疾患に見られます。 まぶしく痛みがあり、触れられることを嫌がり、食欲、元気もなくなります。 細菌性結膜炎、角膜炎、白内障はよく見られます。 白内障 加齢とともに眼のレンズ部が白く濁ってくる疾患で、徐々にものが見えづらくなってきます。 眼球摘出 感染症、腫瘍で視力が失われ、眼からの苦痛があり、眼球内容を救うことができない場合に実施されます。...

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