食堂、胃、十二指腸、小腸、結腸(大腸)をはじめとして肝臓、胆のう、すい臓を含む疾患のことです。

腸閉塞

腸閉塞の原因は種々のものがありますが、異物によるものが多くあります。
ビニール紐、ビニール包装、植木鉢の砂、小石。食べて胃に溜まっているものは原則吐かせます。
不幸にも胃と腸で詰まった場合は手術が必要になります。

飲み込んでしまった軟式ボール、シュシュ、竹串
植木鉢の砂、腐葉土を胃底、十二指腸から除去している様子

会陰ヘルニア

去勢していない中高齢の雄犬に多く見かけます。
肛門の両側に発生する(肛門の横が腫れて排便しづらくなる)ことが多いが、片側のこともあります。ほとんどは手術が必要です。

分かりづらいですが肛門の右側が腫れています。

肛門腺・肛門腺嚢(のう)破裂

肛門腺・肛門腺嚢は肛門の両側に開口部があり、その奥にある袋(嚢)に化膿菌が侵入して破裂し、皮膚も自壊して穴が開き、出血とともに膿が出ます。